THE SILK in Tango Kyoto Japan 丹後シルク

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呼吸しているように心地よさを保つ天然素材の女王「シルク」

ちりめんの写真

しなやかな肌触りと、優れた性質で人気の高い絹。例えば温度や湿度の変化に敏感に反応し、湿気を吸収叉は放散しながら、まるで呼吸しているかのように快適な環境を保ってくれます。さらに、熱伝導性がどの繊維よりも小さく保温性も抜群。美しさと快適性を備えた絹は、まさに女王と呼ぶにふさわしい天然の素材だと言えます。

一反のきものは桑の葉98kgから!?

まゆの写真

ふつう、一反のきものは約680gの重さがあり、生糸900gから作られています。900gの生糸は2700頭の蚕から取る2600粒の繭が必要で、さらに2700頭の蚕を育てるには98kgもの桑の葉が必要になります。たった一反のきものを作るためにこれだけの素材と数が必要になるとはちょっと驚きですよね。

カラーバリエーションも豊富、染めの丹後に揺れるおしゃれ心

染めの写真

最近は、丹後ちりめんの生産だけでなく、染色の地としても知られるようになってきました。江戸時代から始まったと言われる染色の技術も今では進歩し、地色と模様の染め分けが容易に出来、多彩なデザインのきものが生まれています。また柄の色を変えたり地色を染め直すという事も可能です。たくさんの人に愛されるきものを作り出すために、染色と織物の二人三脚で、丹後ちりめんは取り組んでいます。

自然の風合いはそのままに機能性を高めた夢の素材ハイパーシルク

前述したように、シルクは色つやの美しさやしなやかさを持ちながら吸水性や透湿性に優れた天然素材です。そのシルクの魅力はそのままに水や摩擦に強くイージーケアーを可能にしたのが「ハイパーガード加工」を施したハイパーシルクです。
スレに強い生地が得られることで、洗濯による劣化・シワの発生も低減し、シルクの持ち味である手触り感・質感・着心地を長く保つことが可能です。まさに夢のシルクだといえます。また、和装だけでなく洋装分野への進出も意欲的に取り組んでいます。