ウール等の毛羽立ちを抑え
光沢と滑らかさを得る
蒸絨(じょうじゅう)加工は蒸気の力を使用して生地を圧縮してフラットに仕上げ、光沢を出す加工です。ネクタイ生地などに利用されています。
特にウール等の素材で、生地が毛羽立っていると光沢が出ないことになります。これを圧縮することによって光沢を出し、製品の外観と、つるつるとした手触り・風合いに整えるための加工です。
蒸絨加工の技術Dry Decatizing Processing
蒸気の力で生地をフラット化
蒸絨加工は生地を「蒸して」フラット化する、毛織物の仕上げ加工です。大型厚手のフェルト生地の間に生地を巻き取り圧力と蒸気をかけながら処理をします。蒸気で蒸すことにより、形状が固定され型くずれが起きにくくなります。小ジワ等が除去され、上品な光沢と柔軟性が出ます。
生地の厚みが抑えられますが、圧縮なので物質量が減少するわけではありません。特にネクタイは織ったままの生地は不向きで、非常にフラットさが求められます。その品質改良の要求に答える加工です。
蒸絨加工機
蒸絨加工サンプル
主にウールのネクタイで使用されています。
INFORMATION
加工名 | 蒸絨加工 |
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対応素材 | 綿・ウール・ポリエステル・シルク |
用途展開 | ネクタイ 等 |
対応生地幅 | 〜150cm |
最小ロット | 1m |
納期目安 | 約7日 |
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