水分を吸収し
衣服内環境の温度を下げる
接触冷感・吸湿冷感ともに、涼感機能をもたせ、生地の表面を冷たく感じるよう、加工する技術です。ストール生地などに利用されています。肌着やマスクなど、使用用途によって最適な加工をご提案しております。
冷感加工の技術Cool Touch Processing
暑い季節の衣服をクールに
近年、急速に普及してきた生地の接触冷感・吸湿冷感加工。当組合でも、年々暑くなる夏の事情に合わせ、冷感加工ができないかというお問い合わせをいただきました。日差しが非常に強く感じられる現代、長袖を着ているほうが涼しい、ストールをしているほうが涼しい、という状況を目指し開発を進めました。ストールなどのファッションアイテムはもちろん、昨今ではマスクに対しての冷感加工も注目を集めています。
汗と反応し吸湿・吸熱
専用薬剤による加工を施しますが、当組合ではお客様の使用用途等によって、複数の薬剤を使い分けてご提案させていただいております。
冷感加工が施された生地は、汗の水分と、薬剤の主成分である糖アルコールが反応し、その吸湿・吸熱特性により冷感を与えます。柔らかくさらりとした風合いで、優れた洗濯耐久性も実現しています。また、用途に合わせて接触冷感と吸湿冷感を選択できます。
右記のサーモグラフィ試験は、上が冷感加工を施した生地の着用前、下が着用後。着用後の画像は人の足に水分を霧吹きし(汗をかいたと想定)、未加工布(左足)、加工布(右足)を着用し3分経過した画像です。約1.3〜2℃の変化が見られます。
サーモグラフィ画像
着用前
左足:未加工生地着用 右足:加工生地着用
INFORMATION
加工名 | 冷感加工 |
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対応素材 | シルク・綿 |
用途展開 | 夏用ストール・マスク・衣服 等 |
対応生地幅 | 〜160cm |
最小ロット | 10m |
納期目安 | 約10日 |
ご相談項目
下記についてはご注意いただき、一度ご相談ください。
- 体質によっては肌荒れ等を起こす場合がございます。
- 皮膚にかゆみや異常を感じたら使用をおやめください。