Release Date 2023.12.26

丹後織物求評会及び丹後ちりめんきもの大賞表彰式を挙行

 去る12月25日開催の当組合理事会の席上において、「TANGO TEXTILE EXHIBITION第74回丹後織物求評会」上位6賞及び令和5年度「丹後ちりめんきもの大賞」の表彰式を執り行い、各受賞者に田茂井理事長より表彰状及び副賞が授与されました。

【第74回丹後織物求評会】
経済産業大臣賞受賞 松田織物㈲ 松田 忍 氏(京丹後市大宮町)

 

 なお、「丹後の職人」認定制度における認定は、原則として関係団体や組織等よりの推薦された方を組合の認定委員会で審査の上決定するとしていますが、残念ながら今回、推薦がありませんでした。

 

【丹後ちりめんきもの大賞の表彰について】

 特に丹後地域において、きものをこよなく愛し、常に着物姿をPRすることにより業界の振興、丹後ちりめんの宣伝、きもの文化の発信に大きく貢献しているきもの愛好家などを表彰するものです。またこうした表彰をすることによってきもの着用の普及拡大に結びつけたいとの願いから制度を創設し、本年10年目を迎えます。

 

【令和5年度  丹後ちりめんきもの大賞】
一般社団法人茶道文化振興会着付部 みやび流 和装道 宗家 
 牛田 育絵 氏(与謝野町)

 1974年に「牛田育枝着付け教室」を開設し、地元の婦人会、機業主婦の会などの着付け教室で指導するとともに、各地で開催されるきものイベントの着付け担当として活躍。2002年より「みやび流和装道宗家」として活動されています。現在は、宮津市主催の着付け教室や地元の中学校での浴衣着付け教室で講師として指導されているほか、マナーの指導や丹後産地の歴史などを紹介されています。2012年1月より宮津市の成人式着崩れ直しボランティアを開始され、現在も継続して実施されています。
 また、(一社)全日本きもの振興会「きもの文化検定1級」に合格するなど、多彩な知識、技能を持っておられます。
 きもの着用歴は、横須賀市の着物着付教室に通い本格的に着付けを学ばれた頃からで、現在も何かあればきもの姿で外出されており、着用歴は50数年になられます。
 着付け講師として「着る楽しみ」「着せる喜び」をモットーに指導を続けておられるほか、帯結びの楽しさを表現するため「帯人形」を製作し各地で展示会を開催されるなど幅広く活躍され、業界の振興・丹後ちりめんの普及に大きく貢献いただいています。