アンリアレイジから丹後ちりめんを使用したパッチワークマスクが登場!
TANGO OPENの取り組みを進める丹後ちりめん創業300年事業実行委員会では、日本を代表するファッションデザイナーの方々に丹後を訪れていただき織物事業者とのコラボレーションの機会を創出しています。
昨年(2019年)4月にはANREALAGE(アンリアレイジ)代表/デザイナーの森永邦彦氏に来丹いただいたことをきっかけに、この度、丹後ちりめんを含む様々な布を用いたパッチワークマスクが同ブランドから発売されました。
こちらのマスクは手作業で繋ぎ合わせられており、全てが一点物の製品で、売上の一部は、新型コロナウイルス感染症の対策支援を行う国立国際医療研究センター(NCGM) に寄付されるとのこと。詳しくは、アンリアレイジオフィシャルHPから是非ご覧ください。
http://www.anrealage.com/news/detail/100004/2407
今回のパッチワークマスクに使われている丹後ちりめんは、実は昨年のLVMHプライズ(※)のファイナルにて同ブランドがプレゼンされた際の作品に使用されたものです。
丹後の織物産地を訪れられた森永氏が着想されたのが、「ちりめん」といっても多様なテクスチャーに満ちた丹後の織物の特性を活かしたパッチワークでした。
※LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループが、若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的とし、1年に1度、優秀なデザイナーを選出している。世界中の100以上の国と地域から1700人を超える応募があり、森永氏のアンリアレイジはファイナリスト8組に選ばれました。
制作された作品はなんと2,000ピースもの布切れを接ぎ合わせてセットアップに仕立てられました。同ブランドの独自の視点と手法によるサステナブルなファッションが表現されています。
丹後織物産地にとっては、新たな価値を提案し、世界で高く評価されるデザイナーによって、素材の特性が引き出され、同時に素材が新たな意味をまとうような作品となりました。